第17回「2つのスタイル」

中小企業の経営スタイルは、大きく分けて2つあります。

 

1つは目標を掲げて大きくなること、効率を良くすることに邁進するものであります。

第二次世界大戦後の大方の企業はこの型です。

今風に言えば企業価値を如何に上げるか、時価総額を如何に大きくするか、であります。この場合、競争が重要な手段となります。企業内にあっては、上記の目標達成に適した者が、経営階層を競争しながら登ってゆきます。
勿論落ちこぼれる者もいますが、後に続く者がいますから、外からはゆるぎないものに見えます。

又、外に向かっては競争によって他を凌駕し、できれば抹消し、独占もしくは寡占状態を作りあげようとします。

その場合、自由とか無償とか誰も反対できない概念が示されるのです。

人には努力、刻苦、奮励などが重要とされます。残存者利益なる言葉があるりますように、相手が諦めて退場するまで競争をしてゆくものです。

上記の型は今も続いていますが、従来型のスタイルです。

20年程前から、もう1つの新しい考え方が、若い人中心に生まれてきたように思います。いわゆるワクワク系と言われているものです。

ワクワク、ドキドキしながら楽しんで仕事をしようとするものです。それで他人が喜び、業績があがればこんなに良いことはありません。このような捉え方をする若い人は人間として進んでいるのかも知れません。

船井幸雄先生が、仕事は①自分の好きなことか -無論、反社会的ではいけませんが-
②世のため他人のためになることが良い、と言っておられましたが、まったくその通りだと思います。

一時期、自然体の経営という言葉に惹かれましたが、今はワクワク系に興味を持っています。

ワクワクしながら仕事をして、他人様にワクワクして貰い、自分達が存在できれば、どんなに素晴らしいことでしょう。

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