インターネット工場見学

製粉工場の見学へ行ってみよう!  

ここは愛知県知多市にあるセントラル製粉株式会社。

布袋食糧で扱う全ての小麦粉は、グループ会社のセントラル製粉株式会社の
製粉工場で製粉されています。
この製粉工場が1日で製粉する小麦粉は400トン。硬質小麦、中間質小麦、
軟質小麦のブレンドで作られる小麦粉の種類は、パン用、麺用、お菓子用などの用途に合わせて100種以上に登ります。

自社の小麦サイロを持つ製粉工場 

こちらはセントラル製粉の工場内にある、小麦搬入用の自社のサイロ(小麦を備蓄するタンク)です。

目の前はすぐ海です。この海岸には原料の小麦を運んで来る大型船舶(バルクキャリアー)が停泊し、地上から船に積まれた小麦を吸い上げ、電気で動く長いコンベアで貯蔵用倉庫であるサイロやセントラル製粉の工場まで送り届けています。

大型トラックで輸送を行わないため、地球環境に優しい運び方ですね。

日本で使われている小麦の約90%を小麦の主要生産国であるアメリカ、カナダ、オーストラリアから輸入しているので、入荷する小麦のほとんどは大型船で運ばれてきます。そのため、セントラル製粉は名古屋港に位置しています。さらに、愛知県と岐阜県は国内産小麦の主産地であることや、国内最大産地である北海道からの海上輸送も行っており、製粉工場にとってここ名古屋港はとても便利な場所なのです。
今回は製粉工場でどのように小麦粉が作られるのか、見学しましょう。 

製粉工場の埠頭に着いた船
届いた小麦はサイロで保管されます

 

いざ見学!

今回、製粉工場見学を御案内させて頂くのは、
セントラル製粉株式会社・筋誡(すじかい)です。皆さん、よろしくお願いします!
ではさっそく・・・と言いたいところですが、まずは私と同じ帽子をかぶってください。
石鹸で手を洗って、服にクリーナーを掛け・・・これでOK!
小麦粉の安全性と清潔な環境を保つため、工場区内に入る際は必ずこのルールを
守ります。
それでは出発です!

 

手を石鹸で洗います
服にクリーナーをかけます エアシャワーを浴びて
出発!

原料精選機

それではさっそく小麦粉に!といきたいところですが、
焦ってはいけません。

入荷したばかりの小麦には、雑穀や草の実などが混じっている時があるので、粉にする前にこの原料精選機で小麦以外の雑物を残さず取り除いていきます。
製粉工場によっては、精選機に通した段階で用途に合わせた小麦のブレンドを行うのですが、セントラル製粉では製粉後にブレンドを行っています。この方法だ と一種類の小麦ごとに製粉するので、小麦粉製品の品質を安定させ、またユーザーニーズに合わせて、自由自在かつ正確に生産することが出来ます。

雑物を取り除いた小麦は水分を加えて調湿タンクへと移され、小麦粉に加工しやすい状態にします。 

一言に「粉にする」と言っても一筋縄ではいきません。何事も前準備が大切ですね。
次はいよいよ小麦を砕く工程「挽砕(ばんさい)」です。

 

ロール機

小麦を砕いてくれるのが、このロール機という機械。
この機械は、中に入っている2つのローラーを回転させ、その間に小麦を通すことで小麦を砕くのです。

小麦は外の皮が硬く、内の胚乳部が軟らかいので、最初からいきなり細かく砕かず、数段階に分けて少しずつ細かく砕いてゆき、最後にきめ細かいサラサラな粉にしてゆきます。
これで小麦粉の完成です!となると話は単純ですが、そうはいかないんですね。
粉になった小麦には、“ふすま”と呼ばれる小麦の皮が混じっているのです。ふすまが混じっていると小麦粉の色が黒っぽくなり、パンや麺にした時にざらざらとした食感になってしまうので、次の篩い分け(ふるいわけ)・純化工程でふるい機とピュリファイヤーを使ってふすまを取り除きます。

 

ふるい機

ただの大きな箱のように見えるこの機械。これはふるい機と言う
機械です。
もちろんただの箱なんかではありません。この機械は装置全体が
円運動をします。

何をしているのかというと、この機械の中には何枚もの篩い網(ふるいあみ) が入っています。そこへ粉砕された小麦を通すことで小麦粉とふすまを大きさの違いで分けているのです。

小麦粉を篩い網でスムーズにふるうため、装置全体を揺らすわけですね。家庭でケーキを作るときにも皆さん小麦粉をふるってますよね。

一見地味な機械ですが、生産中は迫力満点です。初めて見る方は、目が回ってしまうかもしれません。

ピュリファイヤー

小麦粉に混じっているふすまは、そう簡単には小麦粉から出て行っては
くれません。

そこでさらにこのピュリファイヤーという機械で粉と細かいふすま(皮部)を
分離していきます。

ピュリファイヤーは、この機械の中にあるふるいの上に先程のふるい機で分離された一部を流し、空気の吸引力を利用して軽い皮だけをふるい網の上に浮き上がらせて取り除きます。

これで真っ白な小麦粉を作る材料が出来ました。

 
仕上がりを定期的に確認しています。  

 

粉サイロ

製粉が完了した小麦粉はこちらの粉サイロで貯蔵されます。

この粉サイロの大きさはおよそ直径3メートル・高さ15メートル。写真に写っているのは一番上の部分だけです。このサイズで1本50トンの小麦粉を入れることができ、全部で18本あります。工場全体では3000トンもの小麦粉を貯蔵できます。
それぞれの粉サイロには1種類ずつ小麦粉が入っていて、それを自動計量配合装置という機械で、用途に合わせていろいろな小麦粉を正確に配合しています。
製粉前の小麦の段階で混ぜることも出来ますが、製粉後の小麦で配合を行った方がお客様の要望にお答えすることができ、品質の安定した製品をお届けできるので、セントラル製粉では製粉後に配合して製品を作っています。

配合された小麦粉は厳しい品質検査を受け、再び別の粉サイロで貯蔵されます。

 
このパイプの中を小麦粉が通っていきます。  

 

コントロール室

ここで「小麦粉ができるまで」とはすこし離れて、ちょっと寄り道。
この部屋はコントロール室。ここでは工場内の機械の制御や進行状況の確認を行うことができますす。小麦粉のブレンドの制御も、このコントロール室で行います。

製粉工場の動力は電気が100%。

省エネをいつも考え地球に優しく小麦粉作りをしています。 

現代はコンピューターが駆使された便利な世の中・・・・・・・・・ですが、最後に大切なのは、人の知恵と力、心です。

生産中は24時間体制でオペレーターが監視し、ベストコンディションで
生産されるようにしています。

安全な小麦粉を安心して使って頂くためには、皆様の健康と繁栄に役立とうとする気持ちと、母親の真心を持って丁寧に作る愛情が大切ですね。

 
製粉工程は全てコンピューターで制御。  

包装

さてさて、小麦粉ができるまでの流れに戻りましょう。
配合された小麦粉を小麦粉用の袋に入れるわけですが、その前にもう一度ふるいにかけます。

包装直前にもう一度ふるいをかけるのは、万が一の異物の混入を防止するためです。さらに最終段階で金属検出器の検査を経て倉庫に保管されます。

どんなに良い小麦粉でも安全じゃなきゃ意味がないですもんね。

 

保管倉庫

包装された小麦粉は、立体倉庫に入り出荷の時を待ちます。
この倉庫は、ねずみや虫への進入侵入対策はもちろん、温度や湿度を的確にコントロールできる小麦粉専用の倉庫です。小麦粉にとって一番居心地が良い状態を常にキープしています。

お客さまのお手元へ届くまで、大切に保管されます。お届けするまで全く気が抜けませんね。
このあと、お客さまへの納品が決まった小麦粉はトラックに積まれ、お客さまの元へ運ばれていくのです。

包装した小麦粉を運び込みます。
約68,000袋の小麦粉を貯蔵できます。

 


 

安全でおいしい小麦粉をお届けするために

皆様、工場見学はいかがでしたか?

ここでは少しだけ、セントラル製粉の小麦粉の安全性を高める努力を紹介させてください。


まずは、このボールペンを見てください。磁石にくっつくよう金属製を使っています。工場内ではこのボールペン以外のボールペンは使ってはいけない規則 になっています。社員の名前まで刻印してあるので持ち主がわかります。

ボールペン以外にも、掃除道具や整備工具など、ありとあらゆるものがどの場所にいくつあるのか、を毎日チェックしています。これは、万が 一にも小麦粉に異物が入り込まないための工夫です。病院の手術室みたいですね。
また、機械の定期清掃も気合いを入れて細心の注意を払いながらがんばっています。製粉工程で使う機械などは全て、食べものが接触しているわけですから、食事の時に使うお茶わんやお皿、お箸と同じです。


そのほかにも、標語コンテストなど様々な取り組みを行って安全性に対するスタッフの意識を高めています。
全ては安全でおいしい小麦粉を皆様の元へお届けするため。

これからも安全・安全清潔第一でがんばります!

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